比較的利用しやすい特定調停

今回、紹介する「特定調停」をざっくり言うと、「借金があり、その返済が今後不可能になりそうなので、生活の立て直しのために、裁判所に間に入ってもらい債権者に対して借金の減額や返済方法を調整してもらう法的手続き」となります。

 

この制度と「任意整理」とは、債務の減額や返済方法の調整という目的などで、共通する部分は多いですが、大きな違いは「裁判所を利用するかしないか」と「自分で申し立てをするか、弁護士・司法書士に委任するか」の2点になります。

 

個人・法人を問わず、返済を続けていくことが困難な方が、債権者(貸し手側)の所在地がある簡易裁判所へ申し立てます。そして、裁判所の指定する調停委員のもと、債権者と債務の減額や返済方法などについて話し合い調整するものです。

 

「特定調停」は平成12年に施行された比較的新しい制度で、平成15年のピーク時には申し立て件数が年間50万件を超え、最近でも10万件から20万件の間で申し立て件数が推移しています。